自律神経について ~その2~
2025年6月2日
前回のブログに引き続き、自律神経について解説していきます。
今回の内容は実際に自律神経機能を改善していく方法についてです。
ブログ担当は理学療法士の片岡です。
前回のブログで自律神経症状にはおおまかに4つのタイプがあることを説明しました。いくつか改善方法を紹介するので、自分の症状に合わせて試してみてください。
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかない人は自分の意思で調整したり、自律神経が過度に緊張している場合は休ませる、自律神経が弱っている場合は鍛えたりと各々に合った調整方法があると思うのでトライしてみましょう。

- 自分の意思で自律神経を調節する
呼吸には自律神経が関係しています。息を吐くことには副交感神経が、吸うことには交感神経が関係しています。
呼吸法:4秒息を吸って、8秒息を吐いて1秒止めるを繰り返す(息を吸う1に対して息を吐く2のリズムで苦しさを感じない秒数で行ってください) - ストレスを緩和して交感神経を休ませる
好きな音楽を聴いたり、マッサージを受けたり、お茶をするなど自分のリラックスできる時間帯を作りましょう。 - 身体を動かし、弱った神経を活性化させる
季節の変わり目や寒暖差に負けないよう、運動をして交感神経を鍛えましょう。 - 睡眠をしっかりとって、副交感神経の活動を高め、交感神経を休ませる
交感神経の活動を休ませる一番の方法は睡眠です。布団に入ってからのスマホは控える。寝る時は光を通すカーテンにして朝日で目を覚ますのも夜眠るための良い方法です。 - 食生活を改善し、内臓疲労を防いだり、多様な腸内細菌を活性化させる
第3の自律神経の腸管神経系の働きを高めましょう。発酵食品や食物繊維を多く摂ることも大事で、暴飲暴食や偏食は避けましょう。 - 目や耳への負担を減らして、自律神経を休ませる
近くを見るのと、遠くを見るのでは目の自律神経の活動が違います。スマホをみすぎたら遠くの景色を見るなどして神経を休ませましょう。
今回紹介した方法は自律神経機能を改善するための一例です。無理なく取り入れられる方法があれば試してみてください。