「足関節捻挫」— 整形外科を受診すべき本当の理由
こんにちは!
今月の執筆担当は理学療法士の山口です。
スポーツや日常生活で多い「足関節捻挫」ですが、「ちょっとひねっただけ」と軽く考えていませんか? 実は、しっかり治療しないと後々まで痛みや不安定感が残ることもあります。
今回は、捻挫の正しい知識と、早く治すために整形外科を受診する大切さをお伝えします。
そもそも捻挫とは?
足首の捻挫とは、足関節の靭帯(じんたい)が無理に伸ばされたり、一部が切れてしまったりするケガのことです。特に多いのは「内がえし捻挫」といって、足首を内側にひねることで外くるぶし周りの靭帯を損傷するタイプです。
捻挫の程度は軽度(靭帯が軽く伸びた状態)から重度(靭帯が完全に切れている状態)までさまざまであり、骨折を伴うこともあります。
腫れや痛みの強さだけでは判断できません。
捻挫を甘く見てはいけない理由
「歩けるから大丈夫」「時間が経てば治る」と思って放置してしまうと、以下のような問題が起こる可能性があります。
● 靭帯がしっかり治らず、再発しやすくなる
一度傷ついた靭帯が緩んだままだと、ちょっとした段差でも捻挫しやすくなります。
● 関節の不安定性が続き、慢性的な痛みが出る
治りきらないまま使い続けると、足首のグラつきや違和感、痛みが残ることがあります。
● 軟骨や骨にダメージが広がる
捻挫を繰り返すと、関節の軟骨が傷つき、将来的に変形性関節症(軟骨の破壊による関節の変形)につながることもあります。
整形外科を受診すべき理由
「湿布を貼って安静にしておけばいい」「痛みがなければ運動をしてもいい」と思われがちですが、捻挫はしっかり診断し、適切な治療を行うことが大切です。
● 骨折や靭帯の断裂がないかチェック
レントゲンや超音波検査で、骨折や重度の靭帯損傷がないかを確認します。
● 適切な固定やリハビリで早期回復をサポート
必要に応じてテーピングやサポーターを使用し、回復を促します。さらに、リハビリを行うことで足首の安定性を高め、再発を防ぐことができます。
● 正しい歩き方やセルフケアの指導
痛みが和らいでもすぐに元の動きをすると、再発リスクが高まります。日常生活で気をつけるポイントもお伝えします。
★ 捻挫でも整形外科を受診すべき理由は、骨折や靭帯損傷などの見落としを防ぎ、適切な治療で早期回復を図るためです。
レントゲンや超音波検査で正確に診断し、必要に応じて固定やリハビリを行うことで、後遺症のリスクを減らすことができます。
捻挫に対する具体的なリハビリは?

足首の可動域改善

足首回りの機能向上

バランス練習による再発予防
患者様の状態に合わせたリハビリを実施し、早期回復と再発予防を目指します。
まとめ
★ 捻挫は靭帯の損傷であり、放置すると再発や慢性的な痛みにつながることがある。
★ 「歩ける=軽症」ではなく、骨折や靭帯の断裂が隠れていることもある。
★ 整形外科では、正確な診断と適切な治療・リハビリを受けることができる。
捻挫の早期回復と再発予防には、正確な診断と適切な治療・リハビリが重要です!
足首をひねったとき、「大したことない」と思わずに、ぜひ一度ご相談ください。 しっかり治して、健康な足で快適に過ごしましょう!